COLUMN / CASEコラム・導入事例
【完全取材コラム】“待たせない・迷わせない・ミスさせない”飲食店へ。
- 1.“選ぶ楽しさ”を最大化しながら、ピーク時の待ちを解消 藤一番が語る「迷わず頼めるUI」とサイドメニュー伸長効果
- 2.全国320店舗・2ヶ月という前例のない刷新 大戸屋が「メニウくん」を選んだ決定的理由は“スワップ機能”
- 3. 銀座 premium 新業態の戦略を変えた 花月嵐Premiumが語る“券売機の限界”と卓上オーダーの必然
- 3社の共通点から見える「飲食DXの核心」
- メニウくんが選ばれる理由(総まとめ)
- まとめ:注文体験は「競争力」そのものになる時代へ
飲食業界では人手不足が常態化し、客単価・顧客体験・オペレーション効率化のすべてを同時に向上させることが求められている。
しかし、人材採用も教育も限界が見える中、「どうやって待たせず、ミスを減らし、満足度を上げるのか?」 は多くの外食企業が抱える共通の課題だ。
そんな中、急速に導入が進むのが 卓上セルフオーダーシステム「メニウくん」 である。
本コラムでは、
- 東海人気チェーン 藤一番
- 全国320店舗の 大戸屋ごはん処
- 銀座新業態の 花月嵐 Premium
(敬称略)
という業態も規模も異なる3社様への取材内容から、飲食店が直面する課題と、現場で実際に起きた変化を深掘りする。
飲食店の“理想の注文体験”はどうあるべきか。
そして“現場が本当に助かるシステム”とは何なのか。
その答えが、この3つの事例から浮かび上がる。
1.“選ぶ楽しさ”を最大化しながら、ピーク時の待ちを解消 藤一番が語る「迷わず頼めるUI」とサイドメニュー伸長効果
東海エリアで確固たる地位を築き、麺だけでも7種、圧倒的なメニュー数で支持される「藤一番」。
長年の強みである豊富な組み合わせは、裏を返せば 注文難易度の高さ や オペレーション負荷 を生む。
●導入前の課題
- ランチの組み合わせが複雑
- 5階層程度のハンディ操作が必要
- 呼び出しが重なると待ちが発生
- オーダーミスやスタッフ教育負荷が高い
こうした課題に対し、「メニウくん」を導入した決め手は、複雑なランチ階層を“わかりやすい画面構成”で完全再現できたことだった。
●導入後に起きた変化
- 初来店客でも迷わず注文できる直感的UI
- スタッフ呼び出しの激減
- ホール1名減でも回るオペレーションへ
- “今すぐ頼める”心理効果でサイドメニューが伸長
2.全国320店舗・2ヶ月という前例のない刷新 大戸屋が「メニウくん」を選んだ決定的理由は“スワップ機能”
大戸屋の導入背景には、単なるシステム入れ替えではなく、
「現場負担の軽減」 という強いミッションがあった。
●大戸屋が抱えていた最大の課題
旧システムでは、タブレット故障時の復旧が非常に煩雑だった。
- 管理モードログイン
- パスコード入力
- 卓番再設定
- 再起動
この間、席の回転も止まり、スタッフのストレスも大きい。
●解決策となった「スワップ機能」とは?
メニウくんのスワップ機能は、
“予備タブレットを台座に置くだけで元の席情報に切り替わる”
という、業界でも唯一無二の特許取得済みの機能。
つまり、
復旧作業が数分 → 数秒 に短縮された。
大戸屋側はこの機能を「決め手」と明言している。
●導入後の改善
- 復旧作業ゼロでオペレーションが止まらない
- 店舗スペース事情に合わせたクレードル一体型台座を新開発
- フリーレイアウトで1商品を大きく魅せる訴求が可能に
- 4カ国語対応でインバウンド比率の高い店舗でもストレスなし
- 全国展開でも安定運用が実現
特に、ハードウェアまでカスタマイズできる柔軟性は、大戸屋側から高く評価されている。
大規模チェーンにとって、
「全店舗を止めない」
「誰が扱っても同じ品質が保てる」
ことは非常に重要だ。
メニウくんは、その要請に応えた。
3. 銀座 premium 新業態の戦略を変えた 花月嵐Premiumが語る“券売機の限界”と卓上オーダーの必然
創業33年、期間限定ラーメンを毎月刷新するエンタメ性が特徴の「らあめん花月嵐」。
同社が銀座コリドー街に作った新業態は、
“ゆっくり滞在し、食事とお酒を楽しむ” がテーマ。
ここで大きな障壁となったのが、長年使ってきた**“券売機文化”** だった。
●券売機が抱える本質的な課題
- 後ろに人が並ぶと選びづらい
- グループ利用で席を立つ必要がある
- 時間をかけてメニューを選びたくてもプレッシャーになる
銀座という立地で求められる体験価値を考えると、
「ゆっくり選べないこと」自体がブランド価値を損なう。
そこで同社は初めて卓上セルフオーダーを検討し、最終的に「メニウくん」を採用した。
●選定理由:紙のメニューを完全再現できた唯一のシステム
花月嵐のこだわりは、世界観を崩さない“紙メニューの表現”。
多彩な期間限定ラーメンを魅力的に伝えるには、
レイアウトの自由度が絶対条件だった。
お客様はこう語る:
「他社製品は“できないこと”が多すぎた。
メニウくんだけが、紙と同じ世界観をデジタルで再現できた。」
この言葉が導入理由のすべてを物語っている。
●導入後の効果
- 客単価が既存店比で大幅上昇
- 追加注文(2次・3次注文)が増加
- ホール1〜1.5名の省人化
- スタッフ習熟度に依存しない均一サービス
- 多言語対応でインバウンド顧客も迷わない
まさに、プレミアムな空間にふさわしい体験設計を実現した。
さらに将来構想として、
- カメラ×AIによるパーソナライズ表示
- 顧客属性に合わせたメニュー提案
- 客席で完結する“卓上決済”
など、次の一手を見据えている。
3社の共通点から見える「飲食DXの核心」
取材を通じて見えてきたのは、次の3軸である。
▶① “待ちストレス”をゼロにするUI/UXが重要
藤一番や花月嵐の事例のように、人のペースでゆっくり選べる仕組みは、
体験価値×店の回転×客単価 をすべて押し上げる。
▶② “現場負担を削減する設計”がないと定着しない
大戸屋のスワップ機能が象徴的だが、現場負担を減らすことが導入成功の鍵。
- 卓番復旧作業ゼロ
- カスタマイズ性
- 写真差替えが即反映
- 空間に合わせたハード開発
これらがなければ“紙のほうが楽”という本音が出てしまう。
▶③ “客単価アップ”は自然に起きる
3社に共通して起きているのが、追加注文の増加。
- おすすめ表示
- トッピング訴求
- 自分のタイミングで注文可能
- 待たされない安心感
これらが合わさると、自然と客単価が伸びる。
“売れるUI” を設計できるかどうかが、飲食DXの本質だ。
メニウくんが選ばれる理由(総まとめ)
取材した3社の評価を整理すると、次のように集約できる。
●① 圧倒的に分かりやすいUI/UX
●② 商品数の多さに耐えられる柔軟設計
●③ ハード・ソフト両面のカスタマイズ
●④ 現場を止めない「スワップ機能」
●⑤ 多言語対応 × 直感操作で誰でも使える
●⑥ 客単価アップが“自然”に起きる
特に、
「現場とお客様の負担を同時に減らす」
という観点で完成度の高いシステムであることが、
3社すべての言葉から読み取れる。
まとめ:注文体験は「競争力」そのものになる時代へ
飲食DXの本質は、
効率化だけでも、かっこいいUIだけでもない。
最終的に問われるのは、
「現場が楽になるか」
「お客様が気持ちよく食事できるか」
「売上が伸びる仕組みか」
という三位一体の価値だ。
藤一番・大戸屋・花月嵐の事例が示すように、
待たせない・迷わせない・ミスさせない飲食オペレーション は、
すでに“あたり前に実現できる領域”に来ている。
そして、この3社は明確に語っていた。
「メニウくんは、単なるタブレットではなく
“飲食という体験をアップデートする仕組み”だ」
飲食店の価値が“提供する料理”だけで決まらない今、
注文体験そのものがブランドの競争力になる。
その変革の中心に、間違いなく「メニウくん」がいる。
より詳しく話を聞きたい、また検討していく上での