COLUMN / CASEコラム・導入事例

2026.02.25

  • コラム

デジタルサイネージとは? 失敗しない導入の "落とし穴"

「そもそもデジタルサイネージって何?」 基礎から導入手順、失敗しないための注意点・活用事例までまとめて解説

  1. デジタルサイネージとは?
  2. 紙媒体とデジタルサイネージの違い
  3. デジタルサイネージの導入方法
  4. デジタルサイネージ導入のメリット
  5. 活用事例紹介
  6. 導入時の留意点
  7. 導入前のチェックリスト
  8. よくある質問(FAQ)
  9. まとめ

デジタルサイネージとは?

デジタルサイネージとは、液晶ディスプレイやLEDパネルなどを用いて情報を表示する「電子広告掲示板」のことです。動画や静止画、テロップなど多様なコンテンツを表示でき、駅、商業施設、病院、企業の受付など幅広い場面で活用されています。

デジタルサイネージ|PITSA impactTV

デジタルサイネージのタイプ

 

種類

特徴

主な活用例

屋内型

天候の影響がない環境に設置。

高解像度やタッチ対応も可能

商業施設、飲食店、オフィス、店頭、棚前

屋外型

防水・高輝度。

天候・直射日光下でも視認性あり

駅前、バス停、駐車場

移動型

自立スタンドで持ち運びが可能。

電源不要のバッテリー式も

イベント、展示会、店頭POP

 

 

紙媒体とデジタルサイネージの違い

従来の紙のポスターや看板とデジタルサイネージの決定的な違いは、「情報の量」と「鮮度」です。紙媒体は一度印刷すると内容を変更できませんが、デジタルサイネージはスライド表示や動画配信など、複数の情報を切り替えて表示できます。また、張り替え作業が不要なため、常に最新情報を手間なく発信できる点も特長です。さらに、「動き」や「光」があることで、静止画のポスターより視線を集めやすく、注目度が高まります。

 

ディスプレイ(表示機器)

液晶モニターやLEDビジョンなど、映像を映し出す画面です。家庭用テレビとは異なり、長時間稼働に耐える耐久性や、明るい場所でも見やすい輝度(明るさ)を持つ業務用ディスプレイが一般的です。 

 

STB(セットトップボックス/再生機器)

コンテンツを再生するための小型のコンピューターです。サイネージプレーヤーとも呼ばれます。最近では、この機能がディスプレイに内蔵されている「SoC(System on a Chip)型」も増えています。 

 

コンテンツ(表示内容)

静止画、動画、テロップ、WEBページなど、実際に表示するデータです。どんなに良い機器を導入しても、このコンテンツの質が低ければ効果は出ません。 

デジタルサイネージの導入方法

「導入」と一口に言っても、実際にはいくつかのステップを踏む必要があります。以下の流れを押さえておくとスムーズです。

  1. STEP1

    目的の明確化

    広告宣伝なのか」「案内表示なのか」「待ち時間の有効活用か」など、何を達成したいのかを最初に定義しましょう。ここがブレると、機器選定やコンテンツ作りもズレてしまいます。

  1. STEP2

    設置場所の選定

    どこに置くかによって、画面サイズや明るさ、防水性など必要なスペックが変わります。
    ・屋内:明るさよりも視認性・解像度重視
    ・屋外:防水・高輝度・盗難防止が重要
    ・移動型:電源確保が難しい場所ではバッテリー式が便利

  1. STEP3

    機器・システムの選定

    ・ディスプレイ(液晶/電子ペーパー)
    ・コンテンツ管理システム(CMS)
    ・STB(メディアプレーヤー)
    ・ネットワーク環境(Wi-Fi、4Gなど)

  1. STEP4

    コンテンツの制作・運用体制構築

    「誰が」「どのくらいの頻度で」更新するのか?を明確にしましょう。デザイン制作が社内で難しければ、制作会社への外注も検討を



デジタルサイネージ導入のメリット

情報発信のスピードが飛躍的に向上

クラウドCMSを使えば、オフィスや本部から複数拠点のサイネージを一括更新できます。チラシ印刷・配布の手間や人件費を削減できます。

視認性が高く、目に留まりやすい

動きのある映像やテロップは、静止画よりも圧倒的に目を引きます。音声やセンサーを組み合わせれば、インタラクティブな訴求も可能です。

紙からの脱却=コストと環境負荷の削減

紙の印刷・貼り替え作業・廃棄処分がなくなり、業務負荷軽減とSDGsの両立ができます。サステナブル経営の一環としても注目されています。

タイムリーな表示切り替えが可能

朝・昼・夜で異なるメニューやキャンペーン表示をスケジュール設定で自動切替できます。人手を介さずに運用できるのは大きなメリットです。

 

 

活用事例紹介

以下は、実際にデジタルサイネージを導入して成果を上げている企業の一例です。

【飲食チェーン】

   目的 : 時間帯別メニュー表示と販促

 導入効果 : 昼夜で異なるメニューの表示を自動切替。セット商品の注文率が向上。

 

【商業施設】

   目的 : イベント案内の掲示

 導入効果 : サイネージ経由での来場者数が前年比145%に。ポスターと併用し、導線誘導にも成功。

 

 

導入時の留意点

メリットが多い一方で、導入時には注意すべきポイントが3つあります。

コンテンツ更新体制が曖昧だと失敗する

導入後に「誰も更新しない」「古い情報のまま放置」となるケースが少なくありません。そのため、 専任担当を明確化し、運用ルール(更新頻度・素材管理など)を整備しましょう。

設置場所の環境条件に要注意

屋外の場合は、地域の屋外広告物条例や設置許可が必要なケースもあります。また、直射日光や雨・風による故障も想定し、スペック選定を慎重に行う必要があります。

コンテンツ制作に手間とコストがかかる場合も

高品質な動画やグラフィックが必要な場合、外注コストが発生してしますため、初期はテンプレートや写真素材を活用しつつ、徐々にレベルアップするのがおすすめです。

 

 

導入前のチェックリスト

目的の明確化    < 販促・案内・ブランディングなど、導入の目的が明確になっているか >

✓ 設置場所       < 視認性・電源の確保・ネット環境など、設置条件を満たしているか >  

機器の選定       < 屋内/屋外、サイズ、解像度、防水性など利用環境に合った機器か > 

✓ CMSの選定       < 更新のしやすさ、スケジュール機能、対応フォーマットなどが運用に合っているか >

✓ コンテンツ体制    < 制作・更新の担当者が決まっており、運用ルールが明確か >

メンテナンス体制  < 故障時の対応フロー、定期点検、保証の有無などが整理されているか >

 

 

 

「どの機器を選べばいいのか分からない」「自社で運用できるか不安」など、初めての導入には不安がつきものです。専門スタッフが導入から運用までトータルでサポートいたします。

 

よくある質問(FAQ)

CMSの導入は必須ですか?

手動でUSB更新も可能です。限られた場所で数台、更新頻度も少ない場合は手動をお勧めします。一方、複数拠点、複数台設置で管理したい場合、CMSがあると効率が大幅に上がります。CMS運用は通信費などのランニングコストが発生するため、運用・管理工数削減効果とコストを比較することをおすすめします。

設置場所に電源がない場合は?

当社ではバッテリー駆動する電子ペーパーによる提案も可能です。導入前に設置条件を確認しましょう。

デジタルサイネージの費用感は?

通信ネットワークを使わないスタンドアローン型の小型モニターなら数千円〜、通信ネットワークを使う小型モニター1台とCMSなら数万円台〜、大型屋外型や複数拠点のクラウド管理を行う場合は数十〜数百万円の予算が目安です。当社のサイネージは、Amazonオンライン直営ストアから24時間365日お求めになれます。

まとめ

デジタルサイネージは、単なる映像表示ではなく、業務効率化・販促強化・ブランド訴求・環境配慮といった多くの課題解決に貢献します。導入において重要なのは「目的の明確化」と「運用設計」。機器選びやコンテンツ制作は、あくまでその手段です。まずは、小さな1台から始めて、効果を実感しながら拡大していくのが成功への近道です。

 

閉じる