COLUMN / CASEコラム・導入事例
デジタルサイネージとは? 失敗しない導入の "落とし穴"
「そもそもデジタルサイネージって何?」 基礎から導入手順、失敗しないための注意点・活用事例までまとめて解説
- デジタルサイネージとは?
- 紙媒体とデジタルサイネージの違い
- デジタルサイネージの導入方法
- デジタルサイネージ導入のメリット
- 活用事例紹介
- 導入時の留意点
- 導入前のチェックリスト
- よくある質問(FAQ)
- まとめ
デジタルサイネージとは?
デジタルサイネージとは、液晶ディスプレイやLEDパネルなどを用いて情報を表示する「電子広告掲示板」のことです。動画や静止画、テロップなど多様なコンテンツを表示でき、駅、商業施設、病院、企業の受付など幅広い場面で活用されています。
デジタルサイネージのタイプ
種類 | 特徴 | 主な活用例 |
屋内型 | 天候の影響がない環境に設置。 高解像度やタッチ対応も可能 | 商業施設、飲食店、オフィス、店頭、棚前 |
屋外型 | 防水・高輝度。 天候・直射日光下でも視認性あり | 駅前、バス停、駐車場 |
移動型 | 自立スタンドで持ち運びが可能。 電源不要のバッテリー式も | イベント、展示会、店頭POP |
紙媒体とデジタルサイネージの違い
従来の紙のポスターや看板とデジタルサイネージの決定的な違いは、「情報の量」と「鮮度」です。紙媒体は一度印刷すると内容を変更できませんが、デジタルサイネージはスライド表示や動画配信など、複数の情報を切り替えて表示できます。また、張り替え作業が不要なため、常に最新情報を手間なく発信できる点も特長です。さらに、「動き」や「光」があることで、静止画のポスターより視線を集めやすく、注目度が高まります。
ディスプレイ(表示機器)
液晶モニターやLEDビジョンなど、映像を映し出す画面です。家庭用テレビとは異なり、長時間稼働に耐える耐久性や、明るい場所でも見やすい輝度(明るさ)を持つ業務用ディスプレイが一般的です。
STB(セットトップボックス/再生機器)
コンテンツを再生するための小型のコンピューターです。サイネージプレーヤーとも呼ばれます。最近では、この機能がディスプレイに内蔵されている「SoC(System on a Chip)型」も増えています。
コンテンツ(表示内容)
静止画、動画、テロップ、WEBページなど、実際に表示するデータです。どんなに良い機器を導入しても、このコンテンツの質が低ければ効果は出ません。
デジタルサイネージの導入方法
「導入」と一口に言っても、実際にはいくつかのステップを踏む必要があります。以下の流れを押さえておくとスムーズです。
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STEP1
目的の明確化
広告宣伝なのか」「案内表示なのか」「待ち時間の有効活用か」など、何を達成したいのかを最初に定義しましょう。ここがブレると、機器選定やコンテンツ作りもズレてしまいます。
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STEP2
設置場所の選定
どこに置くかによって、画面サイズや明るさ、防水性など必要なスペックが変わります。
・屋内:明るさよりも視認性・解像度重視
・屋外:防水・高輝度・盗難防止が重要
・移動型:電源確保が難しい場所ではバッテリー式が便利
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STEP3
機器・システムの選定
・ディスプレイ(液晶/電子ペーパー)
・コンテンツ管理システム(CMS)
・STB(メディアプレーヤー)
・ネットワーク環境(Wi-Fi、4Gなど)
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STEP4
コンテンツの制作・運用体制構築
「誰が」「どのくらいの頻度で」更新するのか?を明確にしましょう。デザイン制作が社内で難しければ、制作会社への外注も検討を
デジタルサイネージ導入のメリット
情報発信のスピードが飛躍的に向上
クラウドCMSを使えば、オフィスや本部から複数拠点のサイネージを一括更新できます。チラシ印刷・配布の手間や人件費を削減できます。
視認性が高く、目に留まりやすい
動きのある映像やテロップは、静止画よりも圧倒的に目を引きます。音声やセンサーを組み合わせれば、インタラクティブな訴求も可能です。
紙からの脱却=コストと環境負荷の削減
紙の印刷・貼り替え作業・廃棄処分がなくなり、業務負荷軽減とSDGsの両立ができます。サステナブル経営の一環としても注目されています。
タイムリーな表示切り替えが可能
朝・昼・夜で異なるメニューやキャンペーン表示をスケジュール設定で自動切替できます。人手を介さずに運用できるのは大きなメリットです。
活用事例紹介
以下は、実際にデジタルサイネージを導入して成果を上げている企業の一例です。
【飲食チェーン】
目的 : 時間帯別メニュー表示と販促
導入効果 : 昼夜で異なるメニューの表示を自動切替。セット商品の注文率が向上。
【商業施設】
目的 : イベント案内の掲示
導入効果 : サイネージ経由での来場者数が前年比145%に。ポスターと併用し、導線誘導にも成功。
導入時の留意点
メリットが多い一方で、導入時には注意すべきポイントが3つあります。
コンテンツ更新体制が曖昧だと失敗する
導入後に「誰も更新しない」「古い情報のまま放置」となるケースが少なくありません。そのため、 専任担当を明確化し、運用ルール(更新頻度・素材管理など)を整備しましょう。
設置場所の環境条件に要注意
屋外の場合は、地域の屋外広告物条例や設置許可が必要なケースもあります。また、直射日光や雨・風による故障も想定し、スペック選定を慎重に行う必要があります。
コンテンツ制作に手間とコストがかかる場合も
高品質な動画やグラフィックが必要な場合、外注コストが発生してしますため、初期はテンプレートや写真素材を活用しつつ、徐々にレベルアップするのがおすすめです。
導入前のチェックリスト
✓ 目的の明確化 < 販促・案内・ブランディングなど、導入の目的が明確になっているか >
✓ 設置場所 < 視認性・電源の確保・ネット環境など、設置条件を満たしているか >
✓ 機器の選定 < 屋内/屋外、サイズ、解像度、防水性など利用環境に合った機器か >
✓ CMSの選定 < 更新のしやすさ、スケジュール機能、対応フォーマットなどが運用に合っているか >
✓ コンテンツ体制 < 制作・更新の担当者が決まっており、運用ルールが明確か >
✓ メンテナンス体制 < 故障時の対応フロー、定期点検、保証の有無などが整理されているか >
「どの機器を選べばいいのか分からない」「自社で運用できるか不安」など、初めての導入には不安がつきものです。専門スタッフが導入から運用までトータルでサポートいたします。
よくある質問(FAQ)
CMSの導入は必須ですか?
手動でUSB更新も可能です。限られた場所で数台、更新頻度も少ない場合は手動をお勧めします。一方、複数拠点、複数台設置で管理したい場合、CMSがあると効率が大幅に上がります。CMS運用は通信費などのランニングコストが発生するため、運用・管理工数削減効果とコストを比較することをおすすめします。
設置場所に電源がない場合は?
当社ではバッテリー駆動する電子ペーパーによる提案も可能です。導入前に設置条件を確認しましょう。
デジタルサイネージの費用感は?
通信ネットワークを使わないスタンドアローン型の小型モニターなら数千円〜、通信ネットワークを使う小型モニター1台とCMSなら数万円台〜、大型屋外型や複数拠点のクラウド管理を行う場合は数十〜数百万円の予算が目安です。当社のサイネージは、Amazonオンライン直営ストアから24時間365日お求めになれます。
まとめ
デジタルサイネージは、単なる映像表示ではなく、業務効率化・販促強化・ブランド訴求・環境配慮といった多くの課題解決に貢献します。導入において重要なのは「目的の明確化」と「運用設計」。機器選びやコンテンツ制作は、あくまでその手段です。まずは、小さな1台から始めて、効果を実感しながら拡大していくのが成功への近道です。