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2025.07.10

  • コラム

デジタルサイネージとは?導入方法やメリット・留意点を徹底解説!

「そもそもデジタルサイネージって何?」という基本から、導入方法、メリット、注意点、そして活用事例まで

  1. デジタルサイネージとは?
  2. デジタルサイネージの導入方法
  3. デジタルサイネージ導入のメリット
  4. 導入時の留意点
  5. 活用事例紹介
  6. 導入前のチェックリスト
  7. 無料相談のご案内
  8. よくある質問(FAQ)
  9. まとめ

デジタルサイネージとは?

デジタルサイネージのイメージ

デジタルサイネージとは、液晶ディスプレイやLEDパネルなどを用いて情報を表示する「電子広告掲示板」のことです。動画や静止画、テロップなど多様なコンテンツを表示でき、駅、商業施設、病院、企業の受付など幅広い場面で活用されています。

デジタルサイネージの種類

主に以下の3タイプに分類されます。

種類特徴主な活用例
屋内型天候の影響がない環境に設置。高解像度やタッチ対応も可能商業施設、飲食店、オフィス、店頭、棚前
屋外型防水・高輝度。天候・直射日光下でも視認性あり駅前、バス停、駐車場
移動型自立スタンドで持ち運びが可能。電源不要のバッテリー式もイベント、展示会、店頭POP

デジタルサイネージの導入方法

「導入」と一口に言っても、実際にはいくつかのステップを踏む必要があります。以下の流れを押さえておくとスムーズです。

  1. STEP1

    目的の明確化

    広告宣伝なのか」「案内表示なのか」「待ち時間の有効活用か」など、何を達成したいのかを最初に定義しましょう。ここがブレると、機器選定やコンテンツ作りもズレてしまいます。

  1. STEP2

    設置場所の選定

    どこに置くかによって、画面サイズや明るさ、防水性など必要なスペックが変わります。
    ・屋内:明るさよりも視認性・解像度重視
    ・屋外:防水・高輝度・盗難防止が重要
    ・移動型:電源確保が難しい場所ではバッテリー式が便利

  1. STEP3

    機器・システムの選定

    ・ディスプレイ(液晶/電子ペーパー)
    ・コンテンツ管理システム(CMS)
    ・STB(メディアプレーヤー)
    ・ネットワーク環境(Wi-Fi、4Gなど)

  1. STEP4

    コンテンツの制作・運用体制構築

    「誰が」「どのくらいの頻度で」更新するのか?を明確にしましょう。デザイン制作が社内で難しければ、制作会社への外注も検討を。

デジタルサイネージ導入のメリット

1. 情報発信のスピードが飛躍的に向上

クラウドCMSを使えば、オフィスや本部から複数拠点のサイネージを一括更新できます。チラシ印刷や配布にかかる時間・人件費が不要になります。

2. 視認性が高く、目に留まりやすい

動きのある映像やテロップは、静止画よりも圧倒的に目を引きます。音声やセンサーを組み合わせれば、インタラクティブな訴求も可能です。

3. 紙からの脱却=コストと環境負荷の削減

紙の印刷・貼り替え作業・廃棄処分がなくなり、業務負荷軽減とSDGsの両立ができます。サステナブル経営の一環としても注目されています。

4. タイムリーな表示切り替えが可能

朝・昼・夜で異なるメニューやキャンペーン表示をスケジュール設定で自動切替できます。人手を介さずに運用できるのは大きなメリットです。

導入時の留意点

メリットが多い一方で、導入時にはいくつかの注意すべきポイントもあります。

1. コンテンツ更新体制が曖昧だと失敗する

導入後に「誰も更新しない」「古い情報のまま放置」となるケースが少なくありません。

→ 専任担当を明確化し、運用ルール(更新頻度・素材管理など)を整備しましょう。

2. 設置場所の環境条件に要注意

屋外の場合は、地域の屋外広告物条例や設置許可が必要なケースもあります。また、直射日光や雨・風による故障も想定し、スペック選定を慎重に行う必要があります。

3. コンテンツ制作に手間とコストがかかる場合も

高品質な動画やグラフィックが必要な場合、外注コストが発生します。

→ 初期はテンプレートや写真素材を活用しつつ、徐々にレベルアップするのがおすすめです。

活用事例紹介

以下は、実際にデジタルサイネージを導入して成果を上げている企業の一例です。

● 飲食チェーン店

目的:時間帯別メニュー表示と販促

導入効果:昼夜で異なるメニューの表示を自動切替。セット商品の注文率が向上。

● 商業施設

目的:イベント案内の掲示

導入効果:サイネージ経由での来場者数が前年比145%に。ポスターと併用し、導線誘導にも成功。

導入前のチェックリスト

以下のチェックリストは、導入を検討する企業が社内で準備すべき項目です。

 

目的の明確化   | 販促、案内、ブランディングなど、導入理由が明確か?   

設置場所     | 視認性・電源・ネット環境などの条件を満たしているか?  

機器の選定    | 屋内/屋外、サイズ、解像度、防水性などは適切か?    

CMSの選定   | 更新のしやすさ、スケジュール機能、対応フォーマットは? 

コンテンツ体制  | 制作・更新の担当者と運用ルールが決まっているか?    

メンテナンス体制 | 故障時の対応、定期点検、保証の有無などを確認済みか?  

無料相談のご案内

「どの機器を選べばいいのか分からない」「自社で運用できるか不安」など、初めての導入には不安がつきものです。

専門スタッフが導入から運用までトータルでサポートいたします。

よくある質問(FAQ)

CMSの導入は必須ですか?

手動でUSB更新も可能です。限られた場所で数台、更新頻度も少ない場合は手動をお勧めします。一方、複数拠点、複数台設置で管理したい場合、CMSがあると効率が大幅に上がります。CMS運用は通信費などのランニングコストが発生するため、運用・管理工数削減効果とコストを比較することをおすすめします。

設置場所に電源がない場合は?

当社ではバッテリー駆動する電子ペーパーによる提案も可能です。導入前に設置条件を確認しましょう。

デジタルサイネージの費用感は?

通信ネットワークを使わないスタンドアローン型の小型モニターなら数千円〜、通信ネットワークを使う小型モニター1台とCMSなら数万円台〜、大型屋外型や複数拠点のクラウド管理を行う場合は数十〜数百万円の予算が目安です。当社のサイネージは、Amazonオンライン直営ストアから24時間365日お求めになれます。

まとめ

デジタルサイネージは、単なる映像表示ではなく、業務効率化・販促強化・ブランド訴求・環境配慮といった多くの課題解決に貢献します。

導入において重要なのは「目的の明確化」と「運用設計」。機器選びやコンテンツ制作は、あくまでその手段です。

 

まずは、小さな1台から始めて、効果を実感しながら拡大していくのが成功への近道です。

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