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2025.06.26

  • コラム

電子ペーパーとは?導入方法やメリット・留意点を徹底解説!

  1. 電子ペーパーとは?
  2. 電子ペーパー導入のメリット
  3. 導入時の留意点と課題
  4. 活用事例(業種別)
  5. よくある質問(FAQ)
  6. まとめ

「電子ペーパーって何?」「紙と何が違うの?」「デジタルサイネージに使えるの?」――このようなお悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか?
この記事では、電子ペーパーの仕組みから、導入手順、活用シーン、注意点までを丁寧にご紹介します。サステナブルなサイネージを検討している方に特におすすめです。

電子ペーパーとは?

電子ペーパーの定義と仕組み

電子ペーパーとは、電子インク(e-ink)技術を利用して表示を行う薄型ディスプレイです。電気を使って白・黒の粒子を移動させて文字や画像を表示し、表示状態を保持するのに電力を必要としない点が最大の特徴です。

必要な機材とシステム

  • 電子ペーパーディスプレイ(棚札サイズ〜)
  • 通信モジュール(Wi-Fi/LTEなど)
  • コンテンツ配信システム(CMS)または更新ツール
  • 電源(バッテリー・太陽光パネルなど)

導入までのステップ

  1. 用途とサイズを決定(掲示、価格表示、案内など)
  2. 設置場所の確認(屋内/屋外、壁掛け/スタンド)
  3. ネットワーク環境と電源の検討
  4. 配信システムの選定と設定
  5. 表示コンテンツの設計・運用開始

電子ペーパー導入のメリット

超低消費電力・バッテリー駆動

一度表示した内容を保つために電力を消費しないため、電池で数ヶ月〜稼働可能です。電源確保が難しい場所にも設置しやすいのが大きな利点です。

屋外・太陽光下でも見やすい表示

液晶やLEDとは異なり、反射光を利用するため、直射日光下でも視認性が高いのが特徴。屋外案内や駐車場、バス停などにも適しています。

導入時の留意点と課題

動画やカラー表現の制限

電子ペーパーは基本的に白黒または数色の階調表示が主流であり、直近までは動画や鮮やかなカラー表現には不向きとされてきました。訴求力を求める広告用には他のサイネージと併用も選択肢です。

コンテンツ更新の柔軟性

CMSが対応していない場合、更新には手間がかかることも。導入時には、どこから・誰が・どのようにコンテンツを更新するのかを明確に設計しておくことが肝要です。

活用事例(業種別)

店舗・小売

  •  商品棚の価格表示(電子棚札)
  • セール情報の表示 

省人化と印刷コスト削減を同時に実現

医療・公共施設

  • バス停、各種案内表示
  • 会議室・教室のスケジュール案内

よくある質問(FAQ)

Q:電子ペーパーは屋外設置に対応していますか?
A:はい。屋外対応モデルも多数存在しており、防水・防塵仕様の筐体を選べば問題ありません。

Q:電子ペーパーは何色まで表示できますか?
A:一般的には白黒、または赤・黄などを含めた3色表示が主流です。当社ではフルカラー製品を販売予定(2025年)です。

Q:コンテンツの更新はスマホからもできますか?
A:一部のCMSではスマホからのコンテンツ更新にも対応していますが、事前に管理ソフトの機能確認が必要です。

まとめ

電子ペーパーは、省エネ・視認性・運用性のバランスに優れたデジタルサイネージともいえます。静的な情報表示に適しており、店舗や公共施設の運用コスト削減にも貢献します。
導入にあたっては、「コンテンツ更新方法」や「設置場所への適合性」に注意しながら、まずは相談・検証から始めることをおすすめします。

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